皆さんが思う「営業マン」のイメージはどのようなイメージでしょうか。
「営業ってノルマとかキツいんでしょ?」
「営業って接待とかあるんでしょ?」
「ゴルフって必須なんでしょ?」
「残業ってあるの?」
「土日って休めるの?」etc・・・
なかなかプラスのイメージを持っている人は少ないのではないですか?
それら全て、だいたいイメージ通りです!(爆)
冒頭から夢も希望もないスタートになってしまいましたが、
今回から記載する「営業マン編」
元引きこもり学生が社会人になり、実際に経験した
「失敗」「挫折」、そしてもちろん「良かったこと」も共有出来たらと思っています。
前回までのシリーズ第1話は以下を参照
「営業は向いてない?!」引きこもり学生の新卒就職活動(振り返り編)内定式から入社まで
大学4年生の10月に内定式を迎え、入社が確定します。
その際、約100名の同期と顔を合わせ、人見知りを爆発させていました。
就職活動時のノリみたいなもので、前後左右の人と自己紹介なんかをするのですが、4月に就職活動を終え、引きこもりに舞い戻っていた私は
ア、ドモっす。あっ、よろしくお願いします。うぃす。
といった感じで、すっかり就職活動前の状態に戻っていました。
とりあえず、2次面接あたりから面識のあった同期を探し、その同期にくっついて回ることでなんとかやり過ごしたのを覚えています。
一人一人自己紹介があって、100人くらいが自己紹介したんだけど、まさかの99人が「趣味はスポーツを見ることとすることで、主に●●をします」とか言ってて、おれだけ趣味とか特技がインドアだったw
2009.10.01 えむゆ~日記より
この時の絶望感はトラウマもので、入社早々に同じ経験をすることになります。
実際に顔を合わせると
「あ、この人相性よさそうだなぁ」
「うわぁ、この人苦手そう・・・」
といった様々な感情が沸いてきます。
私自身は大多数に対して後者の印象を抱いていたのですが・・・
そんな中同期から下記のお誘いが舞い込んできます。
懇親の為に飲みに行こうよ!
・・・。
あるあるとは聞いていましたが、やはりありました。
飲み会のお誘いです。
これまでの人生、ろくに飲み会など参加したこともなくましてお酒の飲めない私にとって、このお誘いは最上級の苦痛でした。
悩んだ結果全ての飲み会を断るのですが
断らないで行くのも地獄
断って行かないのも地獄
家でモヤモヤしたのを覚えています。
この辺は抵抗が無いのであれば行くべきですね!
社会人12年目になると、流石に同期は減ってしまいますが、
それでも当時酒を酌み交わした仲間たちは仲良さそうにしてますよ!
・・・。
私も社会人生活の途中から、コミュ障を脱却して
ちゃんとこの輪に入っていますよ!!(笑)
これも当時の私にとってはシンドイ思い出です。
〇〇ランドや〇〇シーといった、これまでの人生で一度も足を踏み入れたことのない施設に、まして全くの他人である同期と入館するなんて・・・
この時は飲み会も断ってばかりでしたし、お酒も絡まない為断る理由も無く「しぶしぶ」参加しました。
嫌ですよねぇ。せっかく誘ってあげているのに「しぶしぶ」来るやつ。
この時、前述の2次面接から一緒だった同期と、下記のようなやり取りで怒られたのを鮮明に覚えています。
いやぁ、この施設何が面白いのかわからないわぁ。
こんな人混みの中、長蛇の列に並んで何が楽しいんだよ(ワラ
人が決めてくれたプランに対して、何もしていないくせに
よくそんなこと言えるね。
本当に性格が悪いですよね。
私がね・・・。(苦笑)
実は全くの悪気が無く、こういった経験が無いため、なんとなく思ったことを話しているだけなんですよね。
しかし、その「なんとなく」が他人を不快にさせること。
そして他人を傷つけること、をこの時少しではありますが、感じることができました。
やはり経験に勝ることは無い、ということなんですね。
入社式
社長からの長い長いありがた~いお言葉を頂きます。
当然何一つ覚えておりません!
しかし、社長と新入社員1人1人が固い握手を交わす瞬間だけは鮮明に覚えています。
今思うと、この時は「社会人になった」という感覚は無く、就活の延長戦のような感覚に近かったのを覚えています。
新人研修
入社して直ぐに、その根性を学生から社会人に鍛え上げる為の新人研修。
社会人無理だぁ。。。辞めてぇ。。。
と本気で思いました。
人事には「同期の和」と言われ続け、なんとなく互いに気を使いあいながら、缶詰状態の半月間。
半分を過ぎたあたりには、研修からの合宿があり、そこでは班対抗で駅伝をやる。
そこで精神疲労と肉体疲労がピークに達し、、、全員が疑心暗鬼になる。
「俺はあいつに嫌われている」
「私はあの人に嫌われている」
そして互いの傷をなめ合うように
「いや、お前は嫌われるような奴じゃない、あいつの方が嫌われてるでしょ」
などと言いあう。
完全に精神崩壊を起こしていました。
2010.5.3 えむゆ~日記より
今の年齢・立場から見ると、やはり学生なんですよね。
これまで自分のフィールドで生きてきた各々が、それぞれの自己主張を貫いた結果、協調性を失いいがみ合う。
今後営業マンになるにあたって、理不尽の連続に立ち向かうには
厳しい言葉で言うならば「お子さますぎるかな」といった印象です。
そんな中、自分は、色々な人間と仲良くすることに徹した。
情報をかき集めていくうちに、全てが誤解だということに気づいていました。
なんとか負の状況を断ち切ろうと、自分が情報源になって、
「あいつは本当はそんなこと言ってないよ!!」
などと言いまわるも、やはりみな疑心暗鬼。
しかし、終わりが近付くにつれ、みんなの精神面がプラスに作用すると、
「最後くらいみんなで仲良くしようよ」
という感情が優先され、みんなが話し合い出す。
結局、全ての誤解がはれ、みんなが仲良く研修を終えました。
2010.5.4 えむゆ~日記より
えむゆ~がこの研修を通して、少しだけ社会人の階段を上っているのが分かります。
性格は人見知りで、陰キャで、時にキョロ充な当時の私が
積極的にコミュニケーションを取り、他人と他人の中を取り持つことを始めたんですね。
これだけでもこのカリキュラムを受けた甲斐があったのではないでしょうか。
そして、今、こうして家に戻ってみると。。。本当に怖い環境にいたな、って思う。
こうして文章に書き起こしてみて、やっぱり洗脳的なカリキュラムだったなと。
でも自分は、この洗脳カリキュラムを受けて良かったと思っている。
人間的にかなり成長出来た気がする。
まず第一に、人が好きになった。
みんな思ってるほど悪い奴じゃないっていうか、人の悪口言ったりするのも結局は自己防衛だったりするし、もっとそういう人間を余裕のある人が守っていかなきゃなって思った。
あと、負のエネルギーの大きさに気付いた。
「あいつがむかつく」ってエネルギーは、「あいつが好き」ってエネルギーよりはるかに大きくて、影響力があるんだなって。
負のエネルギーを生み出す奴がいると、周りがみんな負のエネルギーに支配されていくんだなって。
だから、俺はなるべく負のエネルギーの発信源にならないようにしようって思った。
もう人の悪口を言うような年でもないし、なんだかんだ文句言っても、最後は結局やるんだし、もっと言えば、正のエネルギーで攻め込む勇気をこの合宿でもらったかなって思った。
社会人になんかなりたくない!って思ってたけど
こんなにも自分の成長を実感できる楽しい時間なら
もっともっと社会人を真剣にやってみたいって思った。
2010.5.4 えむゆ~日記より
もっともっと社会人を真剣にやってみたいと思った。じゃねぇよ!と思いますが(笑)
これ私も見返して、ハッとする部分が多かったです。
・「負のエネルギー」が生み出す影響力の大きさ
・「負のエネルギー」には他人を支配する影響力がある
・だからこそ、私は「正のエネルギー」で勝負するんだ
これらをこのカリキュラムで学べたことは、社会人の入口としては大きかったと思います。
結びに
内定式から入社、入社早々のカリキュラムについて、いかがでしたでしょうか。
社会人として組織に属すこと。
その醍醐味は、多くの人と交わることで自分自身が成長できることにあると思います。
学生時代にできなかったこと。
社会人になってもできなかったこと。
そういったことが日々の積み重ね、成長によってできるようになっていく。
そうやって成長していくんだと思います。
もちろん今もできていないことはたくさんありますけどね。
次回は、入社1年目に経験した
「就活時に人事から感じた企業感とのギャップ」
を投稿致します。
長文、お付き合い頂き、有難う御座いました!